所蔵品展「波山陶芸の魅力を探る ~青磁と白磁~」
展覧会概要
波山陶芸の魅力をご紹介する10回シリーズの第3回目です。
今回のテーマは「青」と「白」のうつわです。
波山が生涯で最も多く制作した作品が「青磁」そして「白磁」でした。とてもシンプルで 清らかなやきものです。
とくに、今回ご紹介する波山の「青磁香炉」は、透き通るような淡い青色の釉(うわぐすり)がキラキラと輝く美しいうつわです。
波山の青磁は、中国:南宋時代(13世紀頃)の皇帝が好んだとされる逸品に勝るとも劣らない出来栄えと評価されています。
また白磁においても、波山は素晴らしい作品を生んでいます。「葆光(ほこう)白磁唐草花瓶」は、表面が艶やかに仕上がる白磁とは異なり、薄絹で器面を覆っているようにマットな質感になっています。
その他にも、同じ白磁系の作品として「氷華磁(ひょうかじ)」や「蛋殻磁(たんかくじ)」が挙げられますが、どの作品も異なる魅力を持っています。
是非それらをを見比べていただきたいと思います。
どうぞごゆっくり、波山の崇高な陶芸世界をご堪能ください。
基本情報
会 期:4/12(土)~7/21(月・祝)
休館日:月曜日、5/7
入館料:一般210円、団体160円、高校生以下無料
※障がい者手帳等をご提示の方と付き添いの方1名様は無料です。
※本展会期中発行のしもだて美術館入館券の半券をご提示いただくと100円でご覧いただけます(半券1枚につき1名様1回限り)。
出品作品
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青磁袴腰香炉 | 青磁佛手柑筆洗 | 葆光白磁唐草花瓶 |
イベント
「Touch On Art ~陶片に触れる~」
学芸員の解説を聞きながら、波山の陶片に触れていただくイベントです。
どうぞお気軽にご参加ください!
日程:5/3(土)
時間:14:00~16:00
会場:板谷波山記念館 生家前
※参加には入館券が必要です。
ギャラリートーク
日程:4/26(土)、5/10(土)、5/24(土)、6/14(土)、6/28(土)、7/12(土)
時間:11:00~ (30分程度)
会場:板谷波山記念館 受付
※時間までに会場にお集まりください。
※参加には入館券が必要です。
アンケート
板谷波山記念館ホームページをより良いサイトにするために、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
なお、この欄からのご意見・ご感想には返信できませんのでご了承ください。
- 2025年3月18日
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